TOWAKAI UNIVERSAL MEDICAL SERVICE
A:中国の大学病院で4年間働いた後、2017年に日本に来ました。日本に来てから2年間日本語学校に通って、2019年にタムスグループのタムスさくら病院江戸川に入職しました。ビザの関係で入職直後は看護助手として働きましたが、すぐに看護師として働きはじめました。
定期的に病棟の異動があり、まったく違う状態の患者様を診ることになるので、毎回新鮮な気持ちで業務をすることができています。慣れるまで大変なこともありますが、その分新しいことを覚えられますし、新しい人間関係を築くこともできるので楽しく感じています。
A:中国で看護師として働いているときも、海外留学を夢見ていました。
私が海外に行くと家族を悲しませてしまうと思い一歩踏み出せずにいましたが、日本で看護師として働くための大学を見つけ、勇気を出して入学しました。
日本語能力試験は5級から1級まであって、日本の看護師になるには最高レベルの1級を取らなくてはいけないので、中国で仕事をしながら2級まで取得し、日本に来て1級を取りました。
日本へは中国で働いていた期間中に3回旅行しました。食べ物は美味しい、空も景色きれいで空気が新鮮、青空を見ると最高の気分になりました!
一度だけ一緒に日本を訪れた家族も、「日本はいいなぁ」と言っていましたね。
日本はストレス社会だと聞いていましたけど、私は特に感じることなく働けています。
A:大きく2つ理由があります。1つ目は教育の体制が整っていることです。
理事長が千葉大学ご出身であることから千葉大学医学部付属病院と連携を取っている法人であることを知り、日本でのキャリアアップに役立つかなと思いました。
2つ目は江戸川の土手がとってもきれいだからです(笑)。
A:我ながら休みの日はとても充実しています(笑)。
友達は中国人が多いですね。アウトドアが好きなので山に登ったりキャンプに行ったりします。冬になるとスノボーにも行くし、雪山にも登ります。写真を撮ることも好きなので、山登りの最中に写真を撮ることがとても楽しいですね。
最近は精神を鍛えようと思って書道も始めました。
レンタカーを借りて遠出することもありますよ。中国の運転免許を日本用に切り替えるにあたって教習所に行ったのですが、何回も間違えたおかげか技術が身について、今は結構上手に運転で来ていると思います! 一昨年の夏はほぼ毎週ドライブをし、群馬県、長野県、新潟県に行きました。
A:患者様のご家族に感謝の言葉をいただいたときは感動しますね。やりがいがあるお仕事だなぁと思います。
毎日患者様や職場の皆さんとお話することも楽しいです!
A:私が中国人であると知ってから中国の話を聞かせてくれる日本人の患者様が2、3人います。
「日本と中国が仲良くなったらいいな~」と、様々なうれしい話を聞かせてくださりとても感動しました。中国の政治や歴史にまで興味を持ってくださっていることも、中国に対してポジティブな印象を持ってくださっていることもうれしかったです。
特に印象に残っている方は、優しい空気を纏った笑顔がとってもお似合いの患者様です。
「私の病気が治ったらうちの店に来てね」と気さくにご自身のお店のことをお話してくださり、温かい気持ちになりました。この患者様との出会いを通して、私の人生最後の目標は『可愛いおばあちゃんになる』に決まりました!
A:日本語で記録を書くことですかね。
普段の記録は大体書けますが、例えばIC(インフォームドコンセント)やご家族へのご説明時などは、ソーシャルワーカーさんや栄養士さんたちが話す言葉をすべて記録しなくてはいけません。
少しずつ慣れてきましたが全部記録するのは難しいなと感じます。私には日本語の文章を要約する能力が足りないですね。
中国語と日本語は漢字が似ていてたまに混ざってしまうので、まずは自分がわかるように記録し、落ち着いてからまとめるようにしています。
A:日本人と自信を持って話せるようになりました。患者様のご家族とお顔を合わせてお話する時や、電話に出た時もです。
日本人からすれば電話に出るなんて普通じゃないですか? しかし、外国人としては電話相手が何を言っているか聞き取れるかが不安で怖いのです。入職当初はなかなか勇気が出なくて、電話が鳴ったら気付かれないようにスーッとその場を離れていました(笑)。
このままではいけないと思い、職員の皆さんの電話対応を聞いて学ぶことを意識したことで、今は電話が鳴れば出るし、対応も滞りなく出来るようになりました。
相手の方は私の言葉を「ちょっと変だな」と思っているかもしれないのですが、失礼な言葉は使っていないはずです。
A:私が日本語の勉強方法について話すのは偉そうな気がしますが…、私はひたすらテープでシャドーイングしていました。
テープがワンフレーズ言ったら、私が真似してワンフレーズ言って、それを録音します。録音を聞き返すことで、自分がどのように日本語を発音しているのかがわかり、「ここがちょっと違うな」というように改善することができるのです。
日本のテレビ番組やニュースをよく観るようにもしていました。留学生の頃は、家に帰ったらすぐにテレビを点けてニュースを観ていました。日本人が実際にどのような言葉を使うのか、どのように返事をするのか、ニュアンスや雰囲気などを勉強しました。
それから、アルバイトも日本語が身につきますよ。コンビニやレストラン、家電量販店など接客業務が多い仕事を選ぶようにしていましたね。
昔に比べればだいぶ話せるようになりましたが、特に敬語はもっと勉強が必要だと感じています。看護師には、患者様だけでなく、ご家族の気持ちに寄り添うことが重要な時があります。誰しも大切な人が通院・入院することになれば不安や緊張感を持ちながら来院されますよね。その際に、変な日本語を遣い不快感を与えてしまうことがないよう、敬語の勉強に力を入れていきたいと思っています。
A:日本に来て初めてのアルバイトはコンビニでした。
当時は日本語能力試験の2級を独学でギリギリ合格したレベルだったので、単純に不安が大きかったです。さらにコンビニのオーナーさんが厳しくて! 面接の際に「今の日本語能力からみるとここで働くのは難しいと思いますけど、あなたは少し日本人に似ているのでとりあえず3カ月間試用期間で。」と言われました(笑)。
でも、辞める時はオーナーさんに「あなたは私にとって唯一また一緒に働きたい中国人です」と言っていたくことができて本当にうれしかったです。
最初はおでんの名前なども全然わからなくて大変でしたけど、今となっては学びでいっぱいの楽しい時間でした。
A:日本は国土が小さいけれど自然の資源がとても豊富ですよね。
海も山もあって、冬になれば雪も降る。私の大好きなものがいっぱいあります。これからも日本で長く働いてみようかなと思っています。
A: tumsグループは国籍関係なく努力を評価してくれるところで、福祉施設では国家資格取得後にユニットリーダーに任命され、施設の中心になって働いている方もいます。
学生時代は、学生会(日本でいうサークル)のリーダーをやっており、自分の性格上、まとめ役をする機会が多々ありました。
EPA職員の先輩方のように、私もゆくゆくは後輩を引っ張っていく立場になれたらなと思っています。
A:はい。外出先から電車で帰っていた夜、ある駅でドアが開いた瞬間に人が騒いでいる声が聞こえてきたので、喧嘩をしているのかなと思いました。
しかし、様子を窺ってみるとどうも違う。駅員2人の前に1人の人が倒れていました。私は後先考えずとっさに電車を降りて「私、看護師です!」と伝え、救急車が到着するまでの間、心臓マッサージをしました。後日、消防署から表彰状を受け取った際には、人と人との支え合いを讃える日本の文化にとても感動しました。
A:tumsグループでは、私たち外国人職員がより良い環境で長く働くためのサポートをしてくださいます。
例えば、日本語能力を高めるために、かるた大会やスピーチコンテストを開催してくださったり、外国人同士が交流できる場としてユニバーサル食事会を企画してくださったり。
外国人が働きやすい環境が整っているので、ぜひ入職してほしいなと思います。